2009年02月26日

ヒメハルゼミ

ヒメハルゼミ(姫春蝉)、学名 Euterpnosia chibensis は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に分類されるセミのクリック保証。西日本各地の照葉樹林に生息し、集団で「合唱」することが知られる。


成虫の体長はオス24-28mm、メス21-25mm、翅端まで35mmほどで、ハルゼミと同じくらいの大きさである。人妻も名のとおりハルゼミに似るが、ハルゼミより体色が淡く、褐色がかっている。前翅の翅脈上に2つの斑点があり、さらにオスの腹部には小さな突起が左右に突き出る。頭部の幅が広いが、体は細長い。オスの腹部は共鳴室が発達してほとんど空洞となっており、外観も細長い。いっぽうメスは腹部が短く、腹部の先端に細い産卵管が突出する。

基亜種ヒメハルゼミ E. c. chibensis は西日本の固有種で、新潟県・茨城県以西の本州・四国・九州・屋久島・奄美大島・徳之島に分布する。学名の種名 "chibensis" は「千葉に棲む」の意である。

生息域はシイ、カシなどからなる丘陵地や山地の照葉樹林で、人の手が入っていない森林に集団で生息する。ヒグラシと同所的に生息することもある。成虫が発生するのは6月下旬から8月上旬頃までで、他のセミより一足早く、短期集中で発生する。

オスの鳴き声はアブラゼミに強弱をつけたようで、「ギーオ、ギーオ…」「ウイーン、ウイーン…」などと表現される。さらに本種は集団で「合唱」をする習性をもつ。ある1匹が鳴き始めると周囲のセミが次々と同調、やがて生息域全体から鳴き声が聞こえ、同様に次々と鳴き終わる。森林に生息するため鳴き声を聞く機会は少ないが、発生時期に生息地の森林に踏み入ると、「森の木々が鳴いている」とも表現される蝉時雨に見舞われる。特に夕方に連続してよく鳴く。

走光性が強く、成虫や羽化直前の幼虫は光に集まる。


南西諸島で2亜種・1同属種が知られる。その他ヒメハルゼミ属のセミは東南アジア・中国・台湾にかけての熱帯・亜熱帯域に知られる。
posted by たろう at 08:00| ヨコバイ亜目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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