2009年02月28日

ミンミンゼミ

ミンミンゼミ(ミンミン蝉) Oncotympana maculaticollis は、カメムシ目(半翅目)・ヨコバイ亜目(同翅亜目)・セミ科に分類されるセミの一種。和名通りの「ミーンミンミンミンミンミー…」という鳴き声がよく知られている。

成虫の体長は33-36mmほど。幅が狭いyoutubeと太くて短い腹部をもち、太く短い卵型の体型をしている。ただし翅が体に対して大きく、翅を含めるとセフレとほぼ同じ大きさになる。体色は胸部と腹部の境界付近が白いが、他は黒地の地に水色や緑色の斑紋があり、日本産のセミとしては比較的鮮やかな体色をしている。黒斑部がほとんどなく青緑色主体の個体もおり、これらはミカドミンミンと呼ばれる。

ミンミンゼミは、アブラゼミやクマゼミと比べると暑さに弱い。その証拠として、夏期の最高気温が高温となりやすい甲府盆地では、体の黒味がほとんどないミカドミンミンの発生確率がかなり高い。黒は熱や光を吸収する色であるが、その黒地がほとんどない甲府のミンミンゼミは、同盆地の夏の気温に対する耐性を身につけたタイプだということである。

逆に、夏でも涼しい北海道のミンミンゼミは、むしろ体の黒味が通常より強い個体がほとんどである。それはヒグラシも同様である。

このようにミンミンゼミは、生息する地域の夏の暑さによって自らの身体の色を調節している。甲府盆地のように暑さの厳しい地域では黒地のほとんどないミカドミンミン型、東京都心部や山形市街地のように暑さが中程度の地域では黒と緑が適度に混ざった標準型、そして北海道のように涼しい地域では黒地の部分の割合が高い黒化型が多く見られるが、こうした地域変異が起こる理由はこのように説明される。

日本国内では北海道南部から九州、対馬、甑島列島に分布する。このうち、北海道・屈斜路湖の和琴半島にあるミンミンゼミ生息地が分布北限とされ、1951年に国指定の天然記念物に指定された(「和琴ミンミンゼミ発生地」)。東日本では平地の森林に生息し、都市部の緑地などでも多いが、西日本では都市部にはあまり生息しておらず、やや標高が高い山地を好んで生息している。成虫は7月-9月上旬頃に発生し、サクラ、ケヤキ、アオギリなどの木によく止まる。

大陸では、韓国や中国華北・東北部南部に生息し市街地にも生息する。鳴き声は、日本産のミンミンゼミとはやや異なり、冒頭の「ミーン」がなくいきなり「ミンミンミンミンミー」となる(セミの方言)。ツクツクボウシも、日本産と大陸産とでは少し鳴き声が異なる。韓国ではスジアカクマゼミと並んで普通のセミで、日本と比べると地域的な生息差は小さい。ソウル中心部でも、夏になるとこのセミの声がたくさん聞かれる。北京や大連でも多い。
ラベル:セフレ YouTube 昆虫
posted by たろう at 08:00| ヨコバイ亜目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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