2009年04月10日

日本の昆虫〜ヒョウタンゴミムシ〜

ヒョウタンゴミムシ(瓢箪塵虫)

Scarites aterrimus Morawitz, 1863は、コウチュウ目(鞘翅目)・オサムシ科・ヒョウタンゴミムシ亜科に分類される昆虫の一種。

ヒョウタンゴミムシ亜科(Scaritinae)の昆虫を総称してヒョウタンゴミムシと言うこともあるが、その場合は「ヒョウタンゴミムシ類」の意である。

分布
日本(北海道・本州・四国・九州)、朝鮮半島、中国。

形態
成虫の体長は15-20mm。体全体は光沢のある黒色だが、触角、口器の付属肢、脚の爪は赤みを帯びる。体前方(前胸と中胸の間)で強くくびれて”瓢箪型”となる。大顎が童貞発達し、一見するとクワガタムシに似た形態を示す。発達した大顎は捕食のための、熊手状になった前肢脛節は巣穴を掘るための適応であると考えられている。前肢(前脚)の脛節は幅広くなり外側に5本の棘状突起があり、前胸は前角(両側の前端部)が前方に強く突出する。
生態
海浜性で、時に河原でも見られる。日中は砂地に掘った巣穴や打ち上げ物の下などに潜み、日没後に逆援助地表に出てハマベハサミムシなどの昆虫やオカダンゴムシなどの小型甲殻類の死骸を食べる。また動きの鈍い昆虫・甲殻類などを捕えて巣穴に持ち帰り捕食することもあり、飼育下ではヒロズキンバエの幼虫やオカダンゴムシの捕食も観察されているが、動きの速い生きたヒメハマトビムシやハマベハサミムシを捕食することは少なく、食性的にはスカベンジャー的な傾向が強い。これらの生態については山崎・杉浦(2006・2007)[1][2]が報告している。また野外におけるハマダンゴムシに対する捕食行動の短い観察報告もなされている[3]。
甲虫であるため完全変態で、幼虫、蛹を経て成虫となる。幼虫も成虫とほぼ同様の生態であると考えられている。
日本では自然状態の砂浜が減少したことや、四輪駆動車などの海岸への乗り入れなどで生息環境が荒廃したことで生息地が減り、複数の県のレッドリストに挙げられている。
posted by たろう at 14:22| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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