2009年04月27日

日本の昆虫〜ベッコウトンボ〜

ベッコウトンボ
(鼈甲蜻蛉、Libellula angelina)は、トンボ目・トンボ科・ヨツボシトンボ属に分類されるトンボの一種。

かつては日本の東北地方以南の本州と四国、九州に広く分布していたが、池沼の減少と童貞環境の悪化によりその数は激減している。繁殖にはヨシやガマセフレなどの挺水植物が繁茂している池沼・湿地と周辺の豊かな植生が不可欠で、現在では静岡県、兵庫県、山口県と九州に少数が局所的に生息しているにすぎない。成虫個体のほとんどが生まれ育った水域に留まり、移出しないのも個体数減少の一因である。環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧I類(CR+EN)(環境省レッドリスト)に指定されている。また、国内希少野生動植物種(種の保存法)にも指定されており、捕獲が原則として禁止されている。

比較的多数の個体群が定着している繁殖地として、静岡県磐田市の桶ケ谷沼と大分県中津市の野依新池が知られる。日本以外では中国中北部と朝鮮半島に分布(韓国では近年確認されておらず、絶滅した可能性もある)。

体長37-45mm(腹長♂25-31mm、♀24-28mm/後翅長30-34mm)。幼虫(ヤゴ)の体長は17-22mm。全体的に毛深いトンボで、何よりも特徴的であるのは翅に3か所ある鼈甲色の紋様である。未成熟な個体は体色も鼈甲色で、これが和名の由来となっている。雌雄による体色差はないが、性成熟すると雄は黒褐色、雌は茶褐色に変色する。

近縁種のヨツボシトンボ(L. quadrimaculata asahinai Schmidt, 1957)に似るが、本種の方がやや小さく、翅の紋様が大きいことで区別される。

posted by たろう at 09:51| 昆虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。